カジリガメ育成論
今回はポケモンソードシールドより追加の「カジリガメ」について書いていこうと思います。
ランクマッチでカジリガメ入り構築が、確かな成績を確立しているのをみてちょっと私も使ってみようと思いました。
カジリガメのタイプ
「みず」「いわ」の複合タイプ
4倍弱点:「くさ」
2倍弱点:「じめん」「でんき」「かくとう」
耐性1/2:「ノーマル」「こおり」「ひこう」「どく」
耐性1/4:「ほのお」
過去「からをやぶる」の記事で少し触れた、冗談でも人気が出ないポケモン代表「ガメノデス」と同タイプ。
弱点のタイプ自体は多くないが、全て割とメジャーの為立ち回り辛さは感じるかもしれない。耐性は割と優秀。

カジリガメの種族値
HP | 90 |
攻撃 | 115 |
防御 | 90 |
特攻 | 48 |
特防 | 68 |
素早さ | 74 |
合計種族値 | 485 |
合計種族値こそ低いものの、使わない「とくこう」の値が低くあってくれているので、無駄がない良い種族値と言える。
攻撃面
高い攻撃種族値が魅力。覚える技の威力も高いのでかなりの火力が期待できる。
素早さは「74」と中速アタッカーの中では少し低めで中途半端な印象、とくせいの「すいすい」を生かしてうまく立ち回っていきたい。
防御面
HP「90」ぼうぎょ「90」とくぼう「68」
物理防御の値も割と高めで、厚めに耐久に努力値を振れば、弱点技も耐えてくれるくらいのポテンシャルはある。
一方で特殊アタッカーに対しては少し弱めのため、受け出しなどはリスクがある。ある程度体力が削れていたとしても、一度「すいすい」展開してしまえば問題はないが、過信は禁物。
「ダイロック」や「すなおこし」で特防が1.5倍になるのでうまく活用したい。
カジリガメの特性
「すいすい」
天候が大雨状態の時に素早さが2倍になる。
カジリガメの代名詞と言える特性。「すいすい」エースの中では、かなり攻撃も耐久も高いため安定し活躍が見込める。
「がんじょうあご」
あごやキバを使って攻撃する技『かみつく』『かみくだく』『ひっさつまえば』『ほのおのキバ』『かみなりのキバ』『こおりのキバ』『どくどくのキバ』『サイコファング』『エラがみ』の威力が1.5倍になる。
強い特性だが、メインウエポンが1.5倍にならないのが痛い。
シェルアーマー
自分のへの攻撃が急所に当たらない。
耐久型向けの特性のため、カジリガメには不向き。
カジリガメのオススメ技

攻撃技(メインウエポン)
「アクアブレイク」
威力85 命中100 20%の確率で相手のぼうぎょを1ランクダウン
水タイプの物理技。ぼうぎょダウンの効果は活きたり活きなかったりするが、ともかく最大打点。
命中安定なのでとても打ちやすい。
「たきのぼり」
威力80 命中100 30%の確率で相手をひるませる。
水タイプの物理技。アクアブレイクより威力が5低いが、ひるみ効果が強力。「すいすい」を発動させて先制すればメタグロスのようにひるみで無限の勝ち筋を見出せる。
「もろはのずつき」
威力150 命中80 与えたダメージの1/2のダメージを反動として受ける。
攻撃技としては最大級のダメージ。命中不安定だが岩タイプの物理技はどちらにしても命中不安定なのでこの技でいい気がする。
反動ダメージが大きすぎるくらい大きいので、実質2回くらいしか打てないが、自主退場できる技としてポジティブに捉えてほしい。
「いわなだれ」
威力75 命中90 30%の確率で相手をひるませる
岩タイプの攻撃技。岩タイプの物理技は命中不安定。30%ひるみの効果は強いが、それでも威力が倍の「もろはのずつき」がいい気がする。
反動ダメージがどうしても嫌ならこっちになる。
攻撃技(サブウエポン)
サブウエポンも優秀です。技範囲が広いが、「もろはのずつき」が強すぎてもはやそれでいい感。
「じしん」
威力100 命中100 通常攻撃技
高威力かつ命中安定。安定の地面技。役割対象になるポケモンも多いため積極的に採用してよい。ダイマックス技のダイアースで特防が上がるのも良い。
「ばかぢから」
威力130 命中100 攻撃を当てると攻撃と防御ランクが1段階下がる。
カビゴンが多い現在の環境下では、ぜひ採用したい格闘技。ダイナックルで攻撃を上げて更に抜き性能を高くできる。
「かみくだく」
威力80 命中100 20%の確率で相手のぼうぎょランクを1段階下げる。
あくタイプの攻撃技。カジリガメらしいと呼ばれる攻撃技だが、タイプ一致ではないので採用されたりされなかったりする。
ドラパルトなどのために採用したいが「もろはのずつき」があればもはやそれで良い。
「アイアンテール」
威力100 命中75 30%の確率で自分の防御ランクを1段階上げる。
鋼技の打点。命中不安定なのでダイマックスしていない時は打つのをためらわれる。「スマートホーン」にすれば命中安定になるが、それならもはや「もろはの頭突き」で良い。
ダイスチルの防御アップはおいしい。
「カウンター」
必ず後攻になる(優先度-5)そのターン受けた物理技のダメージを2倍にして返す。
「すいすい」型とは相性があまり良くないが、「くらいつく」と合わせてカビゴンをはめ倒す型として使用できる。
ダイマックスすれば、通常の格闘技として使える。攻撃力が上がって美味しい。
「くらいつく」
威力80 命中100 どちらかが「ひんし」になるまで交代することができない。
あくタイプの攻撃技。「てっぺき」と合わせて物理ポケモンをハメるために使いたいが、他のロック技と比べて自分も交代できなくなるので、ロックしたくない不利な相手をロックしてしまった時は落とされるしかなくなる。
「ボディプレス」
威力80 命中100 防御の数値でダメージ計算をされる。
格闘技。ぼうぎょの数値でダメージ計算される為、「てっぺき」で防御力を上げながら攻撃力を上げられる技。便利。
カビゴンをメタるため、様々なポケモンの「てっぺき」「ボディプレス」型が開発されたが、「カジリガメ」でそれをやるのが強いのかはわからないので、やってみてください。
変化技
「つるぎのまい」
攻撃ランクが2段階上がる。
「すいすい」エースとして使う場合の抜き性能を上げる積み技。隙を見て積むことができたらかなりのアドバンテージを得ることができる。
「てっぺき」
防御ランクを2段階あげる。
「ボディプレス」と合わせて採用し、物理ポケモンを完全に通さなくする。カビゴンをメタるため、様々なポケモンの「てっぺき」「ボディプレス」型が開発されたが、「カジリガメ」でそれをやるのが強いのかはわからないので、やってみてください。
「ロックカット」
すばやさランクを2段階あげる。
「すいすい」で採用した場合は、雨を降らせればいいので、「がんじょうあご」で採用した場合には候補にあがる。ただし「がんじょうあご」でメインウエポンの火力は上がらない。
「あまごい」
天候を大雨を状態にする。
ダイマックスでしか雨を降らせることができない場合は、相手のダイマックスなどで天候が変えられたら対応出来なくなるが、「あまごい」さえあれば大丈夫!
水技の火力が1.5倍。すばやさが2倍になるため、擬似的に「りゅうのまい」の上位互換のようなイメージで使える。