ギルガルド対戦考察
ランクマッチ上位勢によく使用され話題になっているギルガルド。
有名プレイヤーも動画で取り上げ始め、上位帯以外でも使われているのをよく見るようになりました。
今回はギルガルドの対策について書いていこうと思います。
ギルガルドの基本情報
ギルガルドの基本情報については以下の記事を先に読む事を推奨しています。
ギルガルドの立ち回り
ギルガルドの基本は、耐久力の高いシールドフォルムで技を受け、攻撃力の高いブレードフォルムに切り替え殴っていく戦い方です。
ギルガルドの弱いところは2つあり、
①「ブレードフォルム」にならないと殴れない
②「キングシールド」を使うか引っ込めないと「シールドフォルム」に戻れない
ブレードフォルムになったギルガルドは耐久値が極端に低く、タイプ不一致弱点技だったらほぼ一撃、タイプ一致の等倍技でも90%近くHPを削ることができるため、ブレードフォルムにして耐久を下げ、そのタイミングで攻撃を仕掛けることができるのが理想です。
勿論そのことは相手も嫌うので、「キングシールド」をして攻撃を防ごうとします。
対策①「みがわり」
ギルガルドの有効な対策と言えるのが、ギルガルドの上からの「みがわり」です。
ギルガルドより早く身代わりを出す事で、ギルガルドの攻撃を安全にみがわりが一撃耐え、低いリスクでギルガルドを無防備なブレードフォルムにします
ブレードフォルムに相手をしたら、後はこちらが有利な択です。

キングシールドの仕様
ここでキングシールドの仕様について再確認しましょう。
キングシールドは相手の攻撃技を防ぎ、接触技だった場合は相手の攻撃を1ランク下げます。
キングシールドで防げる攻撃技は、今作から追加されたダイマックス技も対象で、完全に防ぐ事は出来ませんが、ダメージを1/4に抑えます。
キングシールドの採用率は??
前作ではキングシールドを採用しないフルアタや積みアタッカー型も一定数いましたが、
今作のキングシールドはダイマックスターンを枯らすという大変大きな役割を担ってくれます。
その為、キングシールドの採用率が前作より高くなっていると思います。

キングシールドにおける読み合い
キングシールドを使う場面はとても読み易いです。
相手がキングシールドを使うタイミングで以下の行動をすることで、試合展開を有利に進めることが出来ます。
ギルガルドを使う側は、逆に以下の行動に注意してキングシールドを使わないと、負けに直結してしまいます。
①積み技や回復技を使う
相手がキングシールドを使う対面で、積み技で能力を底上げしたり、回復技で体力を回復することができればかなりのアドバンテージになります。
特に「つるぎのまい」「わるだくみ」などの積み技は一気に相手の全てのポケモンを全て倒す可能性を秘めています。
②有利対面に交代する
相手がシールドフォルムに戻るタイミングで、タイプ一致抜群技を使えるポケモンがいれば、交代するのもありです。
③「状態異常技」や「のろい」を使う
キングシールドは状態異常を起こす「でんじは」「おにび」や「ちょうはつ」「のろい」などの変化技を防ぐ事はできません。
④みがわりを出す
①から④の中でもかなり安全な択で、相手が殴ってきていても身代わりが壊れるだけですが、相手がキングシールドをすると相手の攻撃を1度防ぐことが出来ます。
みがわりで体力を削りすぎると「かげうち」の圏内に入ってしまうので体力に気をつけましょう。

シールドフォルムの耐久力
ギルガルドのシールドフォルムの耐久力についても知っておきましょう
HPに努力値を最大値の252振ったギルガルドで計算しています。
タイプ一致弱点技
ランクマッチ採用率トップランクの攻撃力を誇るポケモン達のメインウエポンでも、シールドフォルムのギルガルドを一撃で落とすのは難しいです。
うまく削りを入れた上で有利対面を作ると良いでしょう
ようき特化ドリュウズのじしん
80.2%〜94.6%(確定2発)
ひかえめ特化ドラパルトのシャドーボール
57.4%〜68.2%(確定2発)
ようき特化サザンドラのあくのはどう
61%〜71.8%(確定2発)
れいせい特化ギルガルドのシャドーボール
65.8%〜79%(確定2発)
ようき特化ホルードのじしん
91%〜108.9%乱数1発(56.8%)
ようき特化エースバーンのかえんボール
86.2%〜101.7%乱数1発(12.5%)
サブウエポン弱点技
タイプ一致補正がのらない弱点技は、どんなに攻撃が高くても7割程度のダメージしか入りません。
決定力がないポケモンは抜群の技でも5割ダメージを与えられないこともあり、非常に強いです。
ようき特化ヒヒダルマのフレアドライブ
65.8%〜77.8%(確定2発)
ひかえめ特化ロトム(フォルムチェンジ)のシャドーボール
48.5%〜58.3%(乱数2発91.7%)
ようき特化ゴリランダーのじしん
50.2%〜59.8%(確定2発)
おくびょう特化トゲキッスのだいもんじ
53.8%〜64.6%(確定2発)
おくびょう特化サザンドラのだいもんじ
55%〜65.8%(確定2発)
ようき特化オノノクスのじしん
56.2%〜67%(確定2発)
技構成
攻撃技はほぼ3タイプのみ
ギルガルドの攻撃技の基本は「はがね」「ゴースト」「かくとう」の3タイプがほとんどです。
この3タイプは相性補完に非常に優れており、ほかに「ひこう」「くさ」「あく」「エスパー」タイプなど色々なタイプの攻撃技を覚えるが、あまり採用される事は少ない。
格闘技は物理技のみ
ゴースト技が効かないノーマルタイプに対して打てる格闘技が非常に強力ですが、
ギルガルドの格闘技は「インファイト」と「せいなるつるぎ」の物理技のみです。
ギルガルド技スペが足りない問題
非常に優秀な性能の先制技「かげうち」ですが、この先制技を採用した場合。
「ゴースト技」「はがね技」「格闘技」「キングシールド」のどれか一つを切ることになります。
(「つるぎのまい」などの積み技を採用した場合も同様)
ギルガルドの「かげうち」は非常に強力で、沢山の場面で使う機会がある為、採用されることが多いです。敵のギルガルドが、どの攻撃技を切っているのかを見極めながら立ち回るのも勝ちに繋がるかもしれません。
ギルガルドの持ち物
ここでギルガルドを相手にする時に、意識した方が良い持ち物をいくつか紹介します。
じゃくてんほけん
ダイマックスがない遥か昔から、ギルガルドの持ち物といえば「じゃくてんほけん」と言われるほどメジャーな持ち物でした。
シールドフォルムの異常な耐久値のお陰で、弱点技もほぼ耐える為、ダイマックスせずともじゃくてんほけんの発動がしやすいです。
硬いのに安易に弱点技で殴れないのは、なかなか厳しいですが、必ず視野に入れて立ち回りましょう。
気合いのタスキ
「キングシールド」を持たせない攻めのギルガルドが持っており、「つるぎのまい」や「ボディパージ」と共に採用されることが多いです。
ギルガルド自体は鈍足のため、できる仕事量としては限られていますが、つるぎのまいを積んだ「かげうち」でもかなり手痛いダメージを貰ってしまうのでノーマルタイプなどのかげうちが痛くないポケモンで対策したいです。
たべのこし・オボンのみ
シールドフォルムの高い耐久を、更に加速させる回復アイテムです。
努力値を耐久に厚く振り、技構成は「みがわり」を盾にした「つるぎのまい」型が多い印象です。
攻撃技の技スペースが少なく、技範囲が狭いのが弱点かもしれない。
ギルガルドにつよいポケモン
ホルード
ちからもち地震で、H252振りギルガルドシールドフォルムが乱数1発(56.8%)
先制技の「かげうち」も効かないので、対面で有利です。
シャンデラ
とくこう252振りオーバーヒートで、H252シールドフォルムギルガルドが確定1発です。
ギルガルドのかげうちで6割から7割ダメージが入るのでHP管理に気をつけてください
カビゴン
のろい1積み状態で、A252ギルガルドのインファイトがきのみ込みで回復が間に合う。
ギルガルドより後攻で動けるので、格闘技を受けた後後攻でDDラリアットやじしんなどの抜群技を打ち込める
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