もだっちです。
先日両親がご近所さんから、大量のワラビを頂いてきました。その晩美味しく調理されたワラビを家族おいしく頂きました。
◯タラの芽
◯ワラビ
◯つくし
◯ヨモギ
◯ふきのとう
野草ってとても美味しくて、体にも良いし、大好きです。
おひたし、炒め物、天ぷら
独特苦味が本当に美味しいですよね!

今回はこのニュースについて記事を書いていきます。
トリカブトとモミジガサ(シドケ)を誤食 livedoorニュース
毎年春になると必ず耳にするこのニュース。
入院された方の回復を祈ります。
普段野草を自分で取りに行くことのない私も、先日のワラビのように人から頂いた野草を食すこともたまにあります。
特に知識のないまま、食してしまうと、ニュースのように入院したり、場合によっては、命を脅やかされる場合もあります。
今回は、私達の身近にある、食べられる野草と同じように生息している、気をつけるべき有毒植物をいくつか紹介していきます。
危険な有毒植物①
トリカブト
トリカブト

日本三大有毒植物一つとされ、トリカブトの仲間は日本には約30種が自生している。花の色は紫色のほか、白、黄色、ピンク色など。多くは多色草である。沢筋などの比較的湿気の多い場所を好む。トリカブトの名の由来は、花が古来の衣装である鳥兜に似ているからとも、鶏の鶏冠(とさか)に似ているからとも言われる。
●毒性
食べると嘔吐、呼吸困難、臓器不全などから死に至ることもある。経口から摂取後数十秒で死亡する即効性がある。半数致死量は0.2グラムから1グラム。トリカブトによる死因は、心室細動ないし心停止である。
●酷似した植物
ニリンソウ
食用になる葉の形が、トリカブトと酷似し、最も誤食しやすいと言われているのがニリンソウです。
生えている場所も殆ど変わらず、若葉の時の形が非常に酷似している為、とても見分けが付きにくいのが特徴です。
見分ける手段として
①花の形リニンソウは小さな丸く白い花が咲くのに対し、トリカブトは鶏の頭のような縦に伸びる大きな花が咲きます。
トリカブトも、ニリンソウも同じ白い花を咲かせることもあるので、色ではなく形で区別しましょう。
②根の形
トリカブトとニリンソウの、最もわかりやすい違いは根の形です。
ニリンソウはまっすぐで太さの変わらない根ですが、
トリカブトの根は紡錘状で先端が太く、ひげ根の先に球根がついています。
モミジガサ
こちらもよく似ているので、誤食が多いです。
今回のニュースはこちらのモミジガサとの誤食です。
見分ける手段は
①花の形
成長したモミジガサの花は一目瞭然です。

②葉の形
トリカブト(葉の切れ込みが深い)
モミジガサ(葉の切れ込みが浅い)
参考: https://inakasensei.com/torikabuto
危険な有毒植物②
ハシリドコロ

日本の本州から四国、九州にかけて分布する多年草。山間の日陰などの湿った木陰に群生する。早春に葉に包まれた新芽を出し、全長は40 – 50 cm程度に成長する。花期は4月から5月。釣鐘状の暗紫紅色の花を咲かせる
●毒性
アルカロイド類のトロパンアルカロイドを主な毒成分とする有毒植物で、全草に毒があり根茎と根が特に毒性が強い。中毒症状は、嘔吐、下痢、血便、瞳孔散大、めまい、幻覚、異常興奮などを起こし、最悪の場合には死に至る。これは、同じナス科のベラドンナなどと同様の症状である。 また、ハシリドコロに触った手で目をこすると瞳孔が開き、眩しく感じられる。
●酷似した植物

フキノトウ
天ぷらなどで人気のフキノトウ、誤食を防ぐため、違いを把握しておきましょう。
①新芽の形
参考: http://www.tokyo-eiken.go.jp/
フキノトウが丸い球形なのに対し、ハシリドコロは外皮に赤みがあり、細長い形をしています。
②手触り
手触りもフキノトウは産毛のようなものが生えてフサフサしているのに対し、ハシリドコロはツルツルした手触りです。
危険な有毒植物③
危険な有毒植物③
スイセン
スイセン
多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多い。草丈は、品種・環境によるが、15 – 50cm程度である。
茎は、黒い外皮に包まれた鱗茎の内部にある。そのため切断しない限り人の目に触れることはない。葉身は、若干厚みがあり扁平で細長く、つや消しのような表面をしている。
葉の間からつぼみをつけた葉茎が伸び、伸びきるとつぼみが横向きになり、成熟するとつぼみを覆っていた皮を破って花が開く。
●毒性
全草が有毒で、鱗茎に特に毒成分が多い。スイセンの致死量はマウスで10.7g/kgである。食中毒症状と接触性皮膚炎症状を起こす。中毒は初期に強い嘔吐があり摂取物の大半が吐き出されるため症状が重篤に到ることは稀であるが、鱗茎を浅葱(あさつき)と間違えて食べ死亡した例がある。
●酷似した植物

ニラ
葉がニラととてもよく似ており、家庭菜園でニラを栽培すると同時に、観賞用として本種を栽培した場合などに、間違えて食べ中毒症状を起こすという事件が時々報告・報道される。
見分け方
①匂い
ニラは葉からニラ独特の強い匂いを放つのに対し、スイセンの葉は無臭である
②鱗茎(球根)がある
ニラは鱗茎はないが、スイセンには鱗茎がある
(スイセンの鱗茎)
まとめ
ここに取り上げたものはごく一部ですが、私達の身近にある野草でも、有毒で命の危険を脅やかすものの沢山あります。
きちんと見分け方を知っておけば、身を守ることが出来ますので、しっかり勉強して知識をつけておくことが必要ですね。
参考: https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/h-seikatu/3985.html
もだっち
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